犬に人間の言葉が通じているように見える動画ほど、人々を魅了してやまないものもないだろう。飼い主が「散歩」「ボール」「公園」「ごはん」など、愛犬の好きな言葉を交えて話しかけ、それに犬が愛らしい頭を振ったり、興奮して吠えたりして応える──。そんな様子を映した短い映像はSNSにあふれている。 これらのワンコは一見、特定の「音」と特定の「結果」を関連づけることを覚えたように思えるかもしれない。たとえば「おすわり」というのは、それに従えば「ごほうびをもらえる」ということなのだ、というふうに。しかし、言葉を行動のたんなるきっかけとするこのような見方は、犬による人間の言葉の処理の、文字どおり皮相的な理解にすぎなかったのかもしれない。 米科学誌「カレント・バイオロジー」に最近発表された研究によれば、すべての犬は聞いた言葉から心にイメージを思い浮かべることができるらしい。つまり、犬は実のところ基本的に人間と
![犬は人間と同じような仕方で言葉を「理解」していた 画期的新研究 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7a80b2d7f4125eb26c2f16c28e47ec0fd6e8d8d9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F70210%2Fimages%2Fmain_image_aa7df0a8329cfe49b8991271f7f0a6aa7351ad28.jpg)