by icon0.com グラフェンは炭素原子が六角形の格子構造をとったシート状の物質であり、電子機器や太陽電池などへの利用が可能と目されています。そんなグラフェン製のシートを服の裏地に使用することで、「蚊」に刺されることを防げると、ブラウン大学の研究チームが発見しました。 Mosquito bite prevention through graphene barrier layers | PNAS https://www.pnas.org/content/early/2019/08/20/1906612116 Mosquito incognito: Could graphene-lined clothing prevent mosquito bites? | Brown University https://www.brown.edu/news/2019-08-26/moquitoes
Mugendai(無限大) 近赤外線でがん細胞が1日で消滅、転移したがんも治す ――米国立がん研究所(NCI)の日本人研究者が開発した驚きの治療とは 人体に無害な近赤外線を照射してがん細胞を消滅させる新しい治療法の開発が、世界の注目を集めている。 「近赤外光線免疫治療法」と言い、米国立がん研究所(NCI:National Cancer Institute)の小林久隆・主任研究員が開発した。がん患者を対象にする臨床試験も順調に進み、2~3年後の実用化を目指している。 がん治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3つがあるが、外科手術は患者の身体への負担が大きく、他の2つは副作用がある。転移・再発防止などにも課題があった。 これに対し、小林氏の開発した新しい治療法はがん細胞の死滅率が極めて高く、ほとんどのがんに適用できる。やっかいな転移がんにも有効だ。副作用がなく、必要な設備や薬品
機械学習を使って、牛の腸内細菌と牛乳の品質、メタンガス排出量の関係性を精査した研究結果が公表され、話題を集めている。 昨今、生物学の分野では、腸内細菌が及ぼす人体への影響が注目を浴び、腸内細菌は人間が発症する多くの病気のみならず、心理状態など精神面にまで影響を与えるという研究結果が続々と発表されている。 そんななか、人間だけでなく、牛も腸内細菌による影響を受け、牛乳の味だけでなく、各個体から排出されるメタンガスの量も変化するという研究結果が発表された。研究を行ったのは、英国アバディーン大学、ノッティンガム大学、イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学、フィンランド国立資源研究所など、8カ国11の研究機関で構成された国際共同研究チームだ。 研究チームは、英国、イタリア、スウェーデン、フィンランドの4カ国7つの農場で飼育されている1016匹の乳牛から、牛の形質情報と腸内細菌のDNAを収集。機械学
2019年の日本国際賞「生物生産、生態・環境」分野に、米オハイオ州立大学のラタン・ラル特別栄誉教授(74)が選出された。ラル氏は、土壌を耕さない農法「不耕起栽培法」が土壌浸食を防ぐことを実証し、普及に貢献した。手法は土壌を肥沃(ひよく)にすることに加え、大気中の二酸化炭素(CO2)を減少させる効果もあり、持続可能な開発目標(SDGs)にも大きな影響を与えている。 ―研究を始めたきっかけと、その中で感じることは何ですか。 「私は農家の出身で、若いころから土壌資源、土壌科学の必要性を感じていた。農業経営は非常に大変な作業だ。いかに生産性を高め、システムを改善するか、農業が尊敬されるには何が必要なのかと疑問を持っていた」 「研究の中で農業が抱える問題がアジアやアフリカ、中米や南米でも全て同じで、自然のシステムを活用することが解決策になると感じた。土壌を理解し、管理システムを改善することは、生きる
MITテクノロジーレビューの記事で2018年に取り上げたエマージング・テクノロジーの中から、とりわけ奇抜なものトップ10をご紹介しよう。近々の実用化は難しいかもしれないが、将来の可能性を秘めたテクノロジーの数々である。 by TR Staff2019.01.04 51 20 3 1 MITテクノロジーレビューはあらゆるエマージング・テクノロジー(萌芽技術)を扱っているが、中には「萌芽」の域を超えないまま終わってしまいそうなものもある。MITテクノロジーレビューが2018年に掲載した記事の中から、なかなか意味深で難解な発明をいくつか紹介しよう。その多くが未発表学術論文のデータベース『アーカイブ(arXiv)』で公開されたものだ。 人工シナプス
<一部の細胞を薬剤で破壊することで老化を阻止し、寿命を延ばせるという新たな研究結果が発表された> 人は年を取ると骨がもろくなったり、臓器が徐々に機能しなくなったりする。だが加齢に伴うこうした現象を食い止めることができるかもしれない──メイヨー・クリニック(米ミネソタ州)の研究チームが医学誌ネイチャー・メディスンに発表した論文は、そんな期待を抱かせる。 論文によれば私たちの体内には、加齢に伴う多くの病気を引き起こす「老化細胞」がある。これらの細胞は死滅することなく、加齢とともに体内に蓄積される。老化細胞が暴れ出すことで他の細胞を死滅させ、それによって多くの病気を引き起こしている可能性があるという。 だが研究チームはマウスを使った実験から、これらの老化細胞を破壊すれば悪影響を阻止し、あるいは覆せる可能性もあると結論付けている。 【参考記事】もう既に不老不死の時代!?「あと10年で、寿命回避速度
うつ病や不安障害といった精神疾患の治療を根底から変えてしまう可能性を秘めている──。 現在、手がけている創薬のポテンシャルをこう評価するのは、Digestome代表取締役の耕田孝英だ。バイオテクノロジースタートアップである同社は、創薬特化型ベンチャーキャピタルであるレミジェス・ベンチャーズ・マネージングパートナーの稲葉太郎が、京都大学大学院准教授の大日向耕作をアドバイザーとして、経営コンサルティングを手がける耕田と手を組み、2017年6月に立ち上げた。 なぜ、根底から変えられるのか。それは彼らが着目した「コロンブスの卵」といえる手法にある。これまで製薬業界が注目してこなかった「食品と腸が本来持っている働き」を創薬に利用するのだ。 従来の精神疾患向けの経口治療薬は服用後、消化管を通じ成分が血中に吸収され、脳まで流れて刺激を与える仕組み。医学的に効用と安全性が認められていても、化学物質で強制的
The biggest technology failures of 2018 MITTRが選ぶ、 最低な破壊的テクノロジー 5選【2018年版】 MITテクノロジーレビューは、毎年、世間を騒がせた最低なテクノロジー利用法のリストを発表してきた。その内容は年々ひどくなっているようだ。2018年版のリストを発表する。 by Antonio Regalado2018.12.28 114 20 5 0 2018年、テクノロジーとそれを作り出す人間は、正しいことができなかったどころか、あらゆる過ちをしでかした。私の知人は、そんな「お騒がせ」なテクノロジーに反応してツイッターでつぶやいた。「2018年よ、早いとこ終わってくれ」。 過去数年間、MITテクノロジーレビューは、その年でもっとも無意味で破壊的なテクノロジー利用法だと思うものをリストアップして、公開してきた(過去のリストは以下の通り:2017
鉢植えの意思を補助するサイボーグ植木鉢に、人類の終焉を見た2018.12.06 18:007,673 George Dvorsky - Gizmodo US [原文] ( 岡本玄介 ) ステージを動き回るロボット・プラントです。 最近はパルクールをこなす人型ロボットや、4脚でヒップホップを踊る犬型ロボットなどの開発が進んでいますが……あれらは全身機械の塊。生身のものが一切ない完全なロボットです。 しかしMIT Media Labが作った植木鉢「Elowan(イロワン)」は、植物が発する電気信号に応じて準自律移動をする、いわば鉢植えをサイボーグ化するハイブリッドなロボットなのです。 開発者はハープリート・サリーンさんと、パティー・メイズさん。このシステムは真のサイバネティック生物で、我々には馴染みがないものです。そしてあたかも人間が使う筋電義手のように、植物自身が生成した内部電気信号を利用し
by MikesPhotos 宇宙にはロケットや壊れた衛星の破片といったスペースデブリ(宇宙ゴミ)が存在し、その数は年々増加しています。この宇宙ゴミが稼働中の衛星などにぶつかることでさらなる宇宙ゴミを生み出し、破壊の連鎖が生じて地球の周りが宇宙ゴミで埋め尽くされ、2018年現在の生活や未来が一気に変わってしまう可能性が示されています。 End of Space – Creating a Prison for Humanity - YouTube 月面基地や火星移住など、地球以外の星で暮らす未来が現実味を帯びてきていますが、実はその一方で、これまでに行われた宇宙探査のせいで将来的に宇宙に行くのが難しくなる可能性がでてきています。 一体これはどういうことなのか?ということを、YouTubeの科学系チャンネルKurzgesagtが解説。人類が宇宙に向かうのは簡単ではなく、非常に速い速度でロケット
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