13日早朝、兵庫県・淡路島付近を震源に起こった地震は、近畿地方では1995年の阪神大震災以来となる震度6クラスを観測した。 ◇ 「全身が振り回されるような揺れだった」。兵庫県洲本市の書店経営、湊格(みなとただし)さん(58)宅では仏壇が倒れ、電子レンジが2メートルも飛ばされたという。同市では、複数の民家で屋根瓦が滑り落ち、石塀が倒れるなどの被害が発生。商店では陳列品が大量に落下し、神社のこま犬が倒れるなどした。 市立洲本第一小学校では、校庭に長さ約20メートルにわたって地割れが走った。地割れは広い所で幅約10センチ。居内秀樹校長は「授業中でなくて良かったが、一刻も早く児童の無事を確かめたい」と話し、連絡に追われた。 淡路市では、道路約30か所で隆起や亀裂が発生。市道脇の斜面が崩落し、埋め立て地の液状化現象も確認された。自宅屋根の一部が損壊した同市中田の板金塗装業、堀和太雄(わだお)さん(6