4月上旬開館予定の新しい基山町立図書館の内覧会が7日に開かれる。一足早く、本が収まる前の空の本棚が並ぶ開架を見学でき、設計者による解説もある。 住民が集うパークライブラリーとして、町中央公園の一画に建設され、広さは従来の約2・6倍。収蔵量も大幅に増え、蔵書は7万冊から将来的には11万冊になるという。
武雄市図書館の改修に伴って締結された二つの業務委託契約の内容が「ずさんで違法」として、市民6人が14日、小松政武雄市長を相手に、委託費約1億8千万円を当時の責任者の樋渡啓祐前市長に損害賠償請求するよう求める訴えを佐賀地裁に起こした。
民間委託で全国的に注目を集める武雄市図書館をテーマにしたフォーラムが30日、横浜市で開かれた。「図書館総合展」のプログラムの一つで、現地調査した研究者は「集客力を持った『本のある公共空間』を生み出した」と評価する一方、「行政サービスである以上、継続性、公共性、効率性を担保する必要がある」と指摘した。 同図書館はTSUTAYAを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に運営を委託し、今年4月にオープンした。フォーラムは慶応大文学部の糸賀雅児教授、樋渡啓祐武雄市長、CCCの高橋聡プロジェクトリーダーがパネリストを務めた。 全国の図書館を研究している糸賀教授は、武雄市図書館の利用状況を調査した。伊万里市図書館と比較して「武雄では図書館資料を使っている人が2割程度で、ものすごく少ない」と報告。カフェやTSUTAYAで販売する雑誌目当ての利用客の多さから「図書館という名称を使っているから
三養基郡基山町は、建て替えを検討している町立図書館の建設地を基山小近くの中央公園内に決めた。9日開会の議会に基本設計費などを提案する。 中央公園は同小や基山中、町の中心部に近く、広さは約1万1千平方メートル。都市公園法により施設の面積は制限される。現在の図書館の2階には歴史民俗資料館も併設されており、新たな図書館にも展示スペースを設ける考え。 約30年前に建設した現在の図書館は、手狭で老朽化。近くの河川改修の計画もあり、建て替えを検討してきた。公募した町民らでつくる検討委員会は今春、建設地には中央公園が最適と結論を出し、町も庁内で協議を重ねてきた。 小森純一町長は「本を借りるだけでなく、憩いの拠点として集えるような場になれば」と話す。
コミュニティーデザイナーの山崎亮さん(39)が6日、新装オープンしたばかりの武雄市図書館で市民ら約100人を前に講演した。山崎さんは、新図書館を「本当の指定管理者制度(の可能性)を見せてくれた」と評価した。 山崎さんは全国でまちづくりのワークショップ、住民参加型の企画立案を手掛け、公園や商業施設、デパートなどの活性化を進めている。 住民の話を聞いて積み上げる「ボトムアップ型」の手法を取り、新図書館について「目指している方向は一緒だが、やり方が違う。われわれの手法では無理で、もう5年はかかっていた。うらやましい」と印象を語った。 新図書館はレンタルソフト大手TSUTAYAを展開する運営会社が指定管理者として運営している。経費を削るために指定管理者制度を導入する自治体が多いなか、「運営費を安くすると同時に価値も高まったというのが新しい」と評した。 今後は自治会などの地縁型よりも、サークル、クラ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く