現行の健康保険証が廃止されるまで、あと3カ月。東京新聞などの地方紙18紙が実施したマイナ保険証の合同アンケートには、「マイナ保険証は持っていませんが、必須になるのでしょうか」といった不安の声も届きました。読者から寄せられた疑問を基に、ポイントをまとめました。(マイナ保険証問題取材班)
最近、自衛隊を取り上げるバラエティー番組が目立つ。中にはミサイルを撃つ想定の訓練や、戦闘機にタレントを乗せる演出も。テレビ局は迫力ある映像がとれ、隊員募集に悩む自衛隊もPRできるとなれば「ウィンウィン」かもしれないが、扱うのは武器だ。世界で戦争が続く中、軍備増強を図る政権と足並みをそろえ、無批判に伝える演出は危うくないか。(石原真樹、奥野斐、安藤恭子) 9月29日放映の日本テレビ系「沸騰ワード10」。迷彩服姿のタレント、カズレーザーさんが「海上自衛隊舞鶴基地に潜入!」の触れ込みで登場し、海自最速というミサイル艇「うみたか」に乗り込んだ。「日本海側では撃てない」という射程100キロ以上の国産ミサイル「SSM-1B」の説明を受け、速射砲の作動に「すげえ!」と喜んだ。
東京の投票率は全国3位56.55% 無党派多い都市部で異例の高さ 物価高に苦しむ有権者、与党対策に異議<参院選2022> 参院選(10日投開票)の東京選挙区の投票率は56.55%で全国3位だった。1000万人以上の有権者を抱え、無党派層が多い都市部としては異例の高順位。大消費地・東京では、物価高が有権者の選挙への関心を高め、投票率を押し上げたとみられる。改選6議席を与野党が3議席ずつ分け合ったが、得票を詳しく分析すると、政権の物価高対策に対する有権者の意識が浮かび上がってくる。(村上一樹、我那覇圭)
中小企業に最大二百万円を支給する持続化給付金で、一般社団法人サービスデザイン推進協議会から事業の再委託を受けた広告大手の電通がさらに、人材派遣のパソナやIT業のトランスコスモスに業務を外注していたことが分かった。法人の設立に関与したこの三社が給付事業の大部分を担っており、実体に乏しい法人を経由して、国の委託費を身内で分け合う不透明な構図が浮かんだ。(森本智之、桐山純平) 経済産業省が一日、国会の野党合同ヒアリングで明らかにした。法人の職員全員が、三社を含む設立に関与した企業からの出向者であることも判明。給与は法人と元の企業の双方から出ており、野党議員からは法人の存在意義を問う声が強まった。 法人から七百四十九億円で業務の大部分の再委託を受けた電通は、給付金の申請の受け付け業務を四百五億円でパソナに外注、トランスコスモスにもコールセンターの運営を任せていた。給付金の振り込み業務についても、法
新型コロナウイルス感染の拡大で、安倍晋三首相が改正新型インフル特別措置法(新型コロナ特措法)にもとづき緊急事態宣言を出し、ライブハウスや映画館などが営業停止した場合の社員への休業手当について、厚生労働省は二日、本紙の取材に「休業手当の支払い義務の対象にならない」との見解を明らかにした。緊急事態宣言を出す場合、予算措置による所得補償もセットで講じなければ、生活困窮に陥る人が多数出るおそれがある。 (池尾伸一) 通常、企業が社員を休業させる場合は「会社都合による休業」として、労働基準法に基づき「平均賃金の六割以上の休業手当」を払う義務がある。現在、コロナの影響による営業不振や自粛で社員らを休業させている企業にも義務は適用されている。 しかし、緊急事態宣言が出されると、都道府県知事は学校など公共施設に加えライブハウス、野球場、映画館、寄席、劇場など多数の人が集まる営業施設には営業停止を要請・指示
内閣府は二十日、二月の月例経済報告を発表し、国内景気の判断を「緩やかに回復している」と据え置いた。だが、十七日に発表された二〇一九年十~十二月期の国内総生産(GDP)はマイナス成長に沈むなど、経済指標と政府の見解が食い違う状況が続いている。新型コロナウイルスによる肺炎(COVID(コビッド)19)の感染も拡大する中、市場関係者からは、景気は既に後退局面に入ったとの見方もくすぶる。 (大島宏一郎) 「緩やかに回復」との表現は、一八年一月から二年以上続く。今回は新型肺炎の影響に「注意する」との文言を盛り込んだが、個人消費は「持ち直している」、生産は「引き続き弱含んでいる」などと主要な項目の判断は据え置き、景気全体の見解も変えなかった。西村康稔(やすとし)経済再生担当相は記者会見で「有効求人倍率など雇用は改善している」と説明した。 一方、最近の経済指標は悪化が目立っており、政府見解とのずれが生じ
安倍首相に結婚すると報告した後、記者団の取材に応じる小泉進次郎衆院議員(左)と滝川クリステルさん=7日、首相官邸で 首相官邸で七日、電撃的に結婚を発表した小泉進次郎衆院議員(38)とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん(41)。ワイドショーの放送に合わせたような時間帯に飛び込んだ慶事を、各局は生中継を交えて大々的に報じた。安倍晋三首相も登場した前代未聞の「劇場型」展開に一役買ってしまったメディアの課題を指摘する声もある。 「きょうお時間ありませんか」。小泉氏や菅義偉官房長官の話では七日午前、小泉氏が菅氏に電話をかけ、急な面会を要請。滝川さんの名前は出なかったが、午後一時半ごろの面会直前、小泉氏は「滝川さんも一緒に行く」と菅氏に伝えた。
将棋の名人戦の挑戦者を決めるA級順位戦は今期、熾烈(しれつ)を極めた。リーグ最終日の今月二日、参加棋士十一人のうち六人が一位タイで並び、プレーオフにもつれ込む史上初の事態となった(その後、羽生善治二冠が挑戦権獲得)。一方、B級1組への降級者を決める争いも混戦となっていた。勝てば残留、負ければ降級という大一番を制し、首の皮一枚でA級に残ったのが三浦弘行九段(44)だった。 一昨年十月、対局中の離席が多いとしてスマホを用いた不正を疑われ、竜王戦の挑戦取り消しと出場停止処分を受けた。その後の第三者委員会の調査で疑惑は完全に否定され、昨年二月に復帰した。その後の一年について「精神的に立ち直れるかという不安との戦いだった」と口を開く。 復帰直後は四連敗した。騒動の渦中の約四カ月間、とても盤に向き合う気にはなれなかった。もともと研究熱心な棋士として知られる。小学三年で将棋を始めて以来、最長のブランクだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く