フェアプレーの精神を重んじるはずのサッカー 英国で「紳士のスポーツ」として生まれ、フェアプレーの精神を重んじるはずのサッカーだが、ここ最近、日本では問題が目立つ。 6月9日、埼玉県武蔵越生高校サッカー部の外部指導員が、部員の顔に平手打ちしたり、胸を小突く様子が撮影された体罰動画がSNSにアップされたことで、以前から指導の際に暴力があったことが発覚。解雇されたこの指導員は元プロ選手だった。 また、J2では4月30日に徳島ヴォルティスの馬渡和彰選手がボールパーソンを務めていた中学生を「すぐにボールをよこさなかった」として小突いて退場に。その試合では徳島サポーターがボールパーソンにアルコールと思われる液体をかける行為も起きた。 J1では5月4日の浦和レッズ対鹿島アントラーズで、浦和の森脇良太選手の侮蔑発言問題が起きた。同選手が鹿島のレオ・シルバ選手に試合中、「くせえんだよ」と人種差別とも受け取れ