夕方からのお仕事だったのですが,職場で「帰りに映画を観ていこう」と声が掛かりました。唐突だったのでどうしようかと思案したのですが,積極的に拒否するほどの理由も無し。そういったわけで『スカイ・クロラ(The Sky Crawlers)』を鑑賞。 ん〜 さすが森博嗣原作。初っ端から戦闘シーンで始まり,そのあと80分間はエピソードが積み重なっていくけれども,ストーリーがまったく動かない。戦争映画としては,すこぶる正しい造り。 背景は色味豊かな3Dで,人物はとぼけた色彩の2D。この組み合わせによって,作品世界における登場人物たちの存在的不確かさが表れてくる。 この作品,登場人物の固有名が強く認識されない(結末にまで至れば,どう呼ばれるかにはあまり意味が無いことが納得できる)。そういうこともあって,キャラの名前が出てこないので愛称を付けて処理していたのですが…… 特に《南雲隊長》の演技は渋くて良かっ