古代ローマ帝国の食をテーマとした、ローマ市内アラ・パキス博物館の展示(2015年7月25日撮影)。(c)AFP/TIZIANA FABI 【8月24日 AFP】できたての軽食を持ち帰れるのは、古代ローマ(Rome)人のおかげ──コロッセオ(Colosseum)でグラディエーター(剣闘士)の試合を観戦しながらかじる塩味の豆から、有名な公衆浴場で入浴後につまむソーセージや揚げ魚のスナックまで、これらのいわゆる「屋台料理」は古代ローマが発祥だという。古代ローマ帝国では軽食が日常生活の一部で、酒や賭博、時には今で言うセックス産業とも縁が深かったようだ。 イタリア・ミラノ(Milan)では10月末まで、食や農業をテーマにしたミラノ国際博覧会(Expo Milan 2015)が開催中だが、これにちなんで首都ローマにある文化施設「アラ・パキス(Ara Pacis)」では、古代ローマ帝国と食べ物の関係に焦