「2030年の日本を語ろう」をコンセプトに、朝日新聞社は平成世代と今を動かす大人世代によるセッションを定期的に開き、その対話を「朝日新聞DIALOG」のサイト(http://www.asahi.com/dialog/)で発信しています。8月からは、平成の30年間の主な出来事を振り返り、今後の社会を考える連続セッションを始めました。8月2日に開かれた初回のテーマは「ゆとり教育」。約80人の参加者を前に、「ミスターゆとり」の寺脇研さんと前文部科学事務次官の前川喜平さんが当時の思いを語り、若者たちと対話しました。その模様をお伝えし、ゆとり教育について、みなさんと考えます。 印象論より成果の精査を ゆとり教育をどう評価するのか。「大学ランキング」(朝日新聞出版)の編集者で教育ジャーナリストの小林哲夫さん(58)に聞きました。 ◇ ゆとり教育は、「成果」が精査されないまま、印象論で批判されてきたよう
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