仮に、二十五人の白雪姫がいたとしてらどうなるのかな? と思い、思い切って書いてみました。普通の白雪姫を読みたい方はこちらの青空文庫を見比べて見てください。 なお、文章は青空文庫よりコピペトレースしたので、ほとんど似ています。なお、スタンダードなものですので笑いを求めないでください。 二十五人の白雪姫 むかしむかし、冬のさなかのことでした。雪が、鳥の羽のように、ヒラヒラと天からふっていましたときに、ひとりの女王さまが、黒檀の枠のはまった窓のところにすわって、縫い物をしておいでになりました。 女王さまは、ぬいものをしながら、雪をながめておいでになりましたが、チクリとゆびを針でおさしになりました。 すると、雪のつもった中に、ポタポタポタと三滴の血がおちました。まっ白い雪の中で、そのまっ赤な血の色が、たいへんきれいに見えたものですから、女王さまはひとりで、こんなことをお考えになりました。 「どうか