パンと牛乳による簡易給食が始まった女川第二小。この日は特別にゼリーもついた=14日午後0時32分、宮城県女川町、飯塚晋一撮影 津波で約1500人が死亡・行方不明となっている宮城県女川町の小中学校で14日、パンと牛乳の給食が始まった。町内で使用可能な給食調理施設は避難所で暮らす被災者の食事づくりに使われているため、当面は「簡易給食」が続く。 2日前に始業式があった女川第二小(児童150人)。6年1組では、バターロール1個と牛乳が配られると、おなかをすかせた児童から「これじゃ足りな〜い」と声が上がった。 この日は特別に、在校生の親類が支援物資として同校に送ったゼリーが1個ずつ配られた。担任の高橋英里先生(23)が「ゼリーがあと5個あります」と呼びかけると、10人の児童が一斉に手を挙げ、ジャンケンをした。クラスの児童18人は、給食を残さず食べ終えた。 高橋先生は「子どもたちが集まって食事