韓国公正取引委員会(以下、公取委)はGoogleに対し、同社のAdSenseのオンライン利用約款の一部が韓国の「約款の規制に関する法律」(以下、約款法)に違反することを確認。これを修正および削除するよう命令した。 約款法に違反しているのは「契約相手(Webサイトの運営者)に対し、理由を問わずいつでも任意の契約を解約できる」、「契約相手に広告対価として支給する金額に対し、どんな保障もしない」などといった5つの条項で、いずれも不当な扱いにより顧客が不利益をこうむる憂慮があると、公取委では説明している。 違法条項 違法とする理由 1 契約相手(Googleと契約したWebサイトの運営者)に対し、理由を問わずいつでも任意の契約を解約できる 事業者(ここではGoogle)が、契約相手の理由を問わず一方的に解約できるとすることで、法定解約権の行使要件を緩和して顧客に不当な不利益を与える憂慮がある 2