2016年3月から、3年かけて放送がスタートする『NHK放送90年 大河ファンタジー「精霊の守り人」』。上橋菜穂子原作の人気シリーズを、主演の綾瀬はるかをはじめ、豪華キャストを起用しながら、全編4K実写ドラマ化することで話題となっている。本作の音楽を担当するのは、大河ドラマ『龍馬伝』や映画『ALWAYS 三丁目の夕日』などで知られる人気劇伴作曲家・佐藤直紀。強さと美しさを兼ね備えた綾瀬演じる主人公「バルサ」をイメージしたメインテーマから、二胡や馬頭琴など民族楽器をフィーチャーした楽曲まで、豊富なイマジネーションによって生み出される『精霊の守り人』の音楽世界。果たして彼は、異色のファンタジー作品である本作に、どんなアプローチで臨んでいったのか。 知っているようで知らない「劇伴」の世界。ドラマや映画など、これまで数多くの人気作品の音楽を担当してきた佐藤に、「劇伴」の仕組みからその醍醐味、果ては