10型クラスのワイド液晶を搭載しながらも汎用性のあるタブレットPCとは一線を画し、電子書籍リーダー端末に特化したGALAPAGOSホームモデル。細部にツメの甘さが残るところもあるが、マジメに作られたハードウェアだと思う。では、ソフトウェアおよびユーザーインタフェースはどうなっているのか、気になる点を確認してみた。 シャープのクラウドサービス「GALAPAGOS」は、電子書籍データの販売(TSUTAYA GALAPAGOS)、インフラの整備、端末の供給など電子書籍を含めた総合的なクラウドメディアサービスを提供するものだ。統一したブランド展開によりユーザーに安心感を与え、電子書籍を浸透させようとの意気込みが見て取れる。 しかし、裏を返せばこれは「ユーザーの囲い込み」にほかならない。電子書籍の著作権保護機構の問題もあるが、これらのサービスを前提にするリーダー端末(メディアタブレットGALAPAG