配慮やサポートが必要なのに、外見からはわからない人たちのための新しいマークが登場! 東京都が作成した「ヘルプマーク」が昨年10月から、都営地下鉄大江戸線で配布されている。今回は、東京都福祉保健局の藤井さんと多田さんに、「ヘルプマーク」とはどのようなものなのか、その取り組みについてうかがった。(聞き手/金子昂、構成/山本菜々子) ―― 「ヘルプマーク」はどのようなものなのでしょうか。 藤井 義足や人工関節を使用している方、また内部障害や難病の方は、支援が必要にもかかわらず、周りの方からは見た目だけではわからないということがあります。そういった方たちが、周りの人に、自分が困っていることを知ってもらいたい、助けてもらいたいという気持ちがあるときに、それがわかるようなマークをつくれないかというのをコンセプトにしています。マタニティーマークが妊婦であることを周囲に知らせるように、ヘルプマークは、援助
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