E3の会場において、VR業界で非常に大きな存在感を示していたのがソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の「PlayStation VR」(PS VR)だった。同製品は国内でも人気が高くて在庫が追いつかず、ほしくても買えない状況が続いていたが、最近では国内での販売店が232店舗から394店舗に拡大というニュースも流れて、今後の流通体制も整ってきていきそうだ(関連記事)。 そんな今のタイミングをSIEはどう見ているのか。同社のワールドワイドスタジオ プレジデントである吉田修平氏にインタビューした。 シューティングコントローラーは争奪戦に!? ──まず一番お聞きしたいのが国内の販売店が大幅に増えた背景です。 吉田 やはり供給量が増やせることがわかったからですね。 ──おっ! では、本格普及に向けて舵を切ったという? 吉田 そうですね。需給はずっと追いかけていましたが、製造数も増やす