●「街頭インタビュー」ばかりか「資料映像」までも対象にした自民党の要望書11月20日に自民党がNHKと民放テレビキー局各社に対して出した「要望書」は、与党がこの種のものを出すこと自体が前例がなく、しかも神経質なほど細部にわたるものでした。 「街頭インタビュー」をについて「公正中立、公平」を求めたことは、テレビ局側に「街頭インタビューを使った場合、面倒なことになるかも・・・?」と臆病な気持ちを抱かせ、街頭インタビューという手法そのものに対して慎重な姿勢にさせかねない行為でした。実際、そのせいなのか、要望書の提出以降、選挙に関するテレビ報道から街頭インタビューが姿を消したテレビ局があったことはお伝えした通りです。 ところで自民党の要望書には「資料映像」についての要請も入っていました。「・・・資料映像等で一方的な意見に偏る、あるいは特定の政治的立場が強調されることのないよう、公正中立、公平を期し