A−ロッド ステロイド汚染の衝撃 李啓充=文|text by Kaechoong Lee photograph by REUTERS/AFLO 2009年2月10日 +zoom 李啓充 '80年京都大学医学部を卒業し、'90年に渡米。2002年、ハーバード大学医学部助教授を辞して、文筆業に専念。「レッドソックス・ネーションへようこそ」(ぴあ)、「怪物と赤い靴下」(扶桑社)が好評発売中 2月7日、MLB一の高給取り、アレックス・ロドリゲスが、2003年(当時レンジャース)のドーピング検査で筋肉増強剤2種(テストステロンとプリモボラン)に陽性反応を示していたと報じられ、MLBに衝撃が走った。 今回の特ダネを報じたのはスポーツ・イラストレイテッド誌、「4種の異なるソースに確認した」確度の高い情報であったため、三大テレビ局が夕刻のニュースで一斉に報じるなど、A−ロッド薬剤汚染の