ソーシャルブックマークは、ネットの「みんな」が関心を集めているトピックを探すのに便利なサービスだ。中でもIT系に関心が高いユーザーに人気なのが「はてなブックマーク」になる。登録ユーザーの間で、ある種のコミュニティーを形成するまでに至っており、ここ1、2年では、ネットのネガティブコメントに関する議論の発端にもなった(関連記事1、2)。 一体、はてなブックマークは、何を目指して作られて、今後はどこに行こうとしているのだろう。サービスの生みの親である同社執行役員CTOの伊藤直也氏に、ジャーナリストの津田大介氏が話を聞いた。 ── 2005年にはてなブックマークをリリースしましたが、もともと始めたきっかけを教えていただけますか。 伊藤 はてなブックマークは、純粋に「ツール」的なものを作りたいというところが出発点になってるんですよ。ブックマークをオンラインで共有することで、ネットで今話題になっている
![津田大介が伊藤直也に聞く、「はてなブックマーク」の今と未来(前編)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ee6fd20615665a642e2e7319e86bba8a338cd706/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2008%2F03%2F25%2F1565015%2Fl%2F863bb1f9105eff8a.jpg%3F20200122)