ここ1年ほど、ベビーカーの市場が大きく変動しているのをご存じだろうか。 これまで、ベビーカーは、アップリカ、コンビという2つの国内メーカーを軸に動いてきた。海外ブランドのいわゆる「外車」も存在したが、非常に高価で例外的な存在でしかなかった。しかし近年、都市部を中心に急激に利用者が増えているのが、英国マクラーレン社のベビーカーだ。 このマクラーレン、イギリス空軍が第二次大戦で投入した戦闘機「スピットファイア」の部品設計などを手がけたイギリス人航空工学者、オーウェン・マクラーレンが自分の孫のためにベビーカーを作ったのがはじまり。「コンパクトに折りたため、軽くて携行性に優れた乳母車」を目指し、軽量かつ堅牢なアルミニウム製の中空フレームを組み合わせた設計を採用。その安全性から、英国王室御用達にもなっているという。 今回、購入した理由はオークションで落札した5年モノのベビーカーのシャフトが折れたため