本年はいよいよ平成の最後の年となったわけだが、昭和と比べて平成はどういう時代だったか先日話し合う機会があった。昭和の波乱万丈な時代と比較すると平成は熟成の時代という話になった。現代はさまざまな技術革新が行われているが、その大元は全て昭和に発想されたもので、平成はその延長として革新に次ぐ革新が続いている時代のように感じている今日この頃だ。そして今年の冬は寒い日々が続いており収集にはこたえる季節だ。そんな中偶然出会ったのが今回紹介するラジカセだ。 ぱっと見は普通のラジカセで取扱説明書を見ても通常の使い方しか載っていない。ただ一般のラジカセの取説と大きく違うのが、表紙の下に「FM東京」というロゴが印刷されていることだ。いったいどういうことなのか若干調べてみた。 このラジカセは当時FM東京で放送されていた「高校通信教育講座」が、FM東京が音声多重放送になったのを機にサブチャンネルに移行されたため、