「正直、こんなに売れるとは思っていなかった」 会議室で応対した社員は、そう話し始めた。 出版社・青林堂はある意味で、今年もっとも注目された出版社ということもできるだろう。 5月に発売された富田安紀子氏のマンガ『日之丸街宣女子』をはじめとした、いわゆる「行動する保守」陣営の論客の書籍、同じ立場に立つ隔月刊論壇誌「ジャパニズム」を発行する同社は、逆の立場からは「ヘイト出版社」というレッテルを貼られて批判されている。 批判の側からは、かつて同社がマンガ雑誌「ガロ」を出版していたことを挙げて、志を失い「ネトウヨ出版社」になったかのごとく非難する。とりわけ「東京新聞」が今年1月10日付特報面に掲載された同社を取材した記事では「昔“ガロ”今“ヘイト本”」という見出しが注目を集め、それ以降「『ガロ』の出版社が……」という論調の批判は繰り返されている。 そもそも、今回の同社への取材の端緒は、19日に同社か
――6月9日に行われた、空想した少女のヌードを写実的に描いたCGが「児童ポルノ」にあたるか否かをめぐって争われているCG児童ポルノ裁判の第四回公判の詳報をお届けする。弁護団による冒頭陳述はこちらを参照。 【CG児童ポルノ裁判・第四回公判】 ※録音・録画禁止のため、取材時のメモ書きなどをもとに作成しております。一部不明確な箇所がある場合がございます。ご了承ください。 14時30分頃より、傍聴を待つ行列ができる。 前の裁判が長引いたため、10分ほど遅れて裁判官が入廷し、審議が始まる。 裁判官席に三上孝浩裁判長以下、西山志帆氏、堀内健太郎氏。前回は風邪気味でマスクをしていた西山氏だが、今回は健康そう。検察官席は中山理恵子氏、粉川知也氏に加え上司らしき1名。上司に見張られている感じの若手・粉川氏は緊張気味。 三上裁判長より、検察官が一部の証拠開示を拒否しているが、それで冒頭陳述が可能か、弁護団に確
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