アップリカ・チルドレンズプロダクツ(大阪市中央区)製のベビーカーで、ハンドルの付け根が折れる事故が今年8月までの3年間に計11件あったことが分かった。乳幼児10人と母親1人が軽いけがをしており、同社が原因を調べている。 東京都内で8月2日、使用中にハンドルの付け根が折れて幼児が転落し、額を打つ事故などがあり、同社が経済産業省所管の独立行政法人「製品評価技術基盤機構」に報告した。同社製のベビーカーではネジのゆるみで事故が相次いだとして7月に約61万台のリコールを発表していた。 今回判明した事故について同社は「原因が分かり次第、所管官庁に報告して適切な判断を仰ぎたい」とコメントした。