アメリカ大統領選挙は、日本時間の午後8時から、各州で順次、投票が始まりました。新型コロナウイルスの感染拡大が続き、社会の分断がかつてなく深まるなか、トランプ大統領が再選を果たすのか、それとも民主党のバイデン前副大統領が政権を奪還するのか、世界の目が注がれています。 大統領選挙の勝敗は、各州に割りあてられた選挙人の獲得数で決まります。 全米50州のうち48州と首都ワシントンは、得票数で1票でも上回った候補者がその州のすべての選挙人を獲得する「勝者総取り方式」をとっていて、538人の選挙人の過半数にあたる270人以上を獲得した候補者が勝者となります。 今回の選挙は、トランプ大統領が担ってきた4年間に対する審判の場と位置づけられていて、新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、選挙戦では、ウイルス対策か経済活動の再開かが大きな争点となったほか、人種差別の問題への対応や、経済政策が有権者の関心を集め