4月20 時代によって千変万化する足利尊氏に対しての評価 (前編) カテゴリ:足利尊氏南北朝時代・太平記 日本史に登場する人物達の中には、平清盛、松永弾正、明智光秀、吉良上野介、徳川綱吉、田沼意次、井伊直弼など、戦前はどちらかというと “悪役” というイメージが強かったものの戦後はそのイメージが徐々に薄まり “時代の先駆者” や “偉大な名君” として評価される事も多くなってきた、という人物が少なからずおり、逆に、和気清麻呂、菅原道真、児島高徳、山中鹿之助、二宮尊徳、高山彦九郎、乃木希典など、戦前・戦中はほとんど誰もが知っている人物であったにも拘らず戦後はすっかり影が薄くなってしまった、という人物も少なくはありません。 昨年3月11日の記事で詳述したように、鎌倉時代末期から南北朝時代(建武の新政期)にかけて活躍した名将・楠木正成も、時代によって評価が大きく変わる事で知られています。しかし、