インフルエンザ・ワクチンだけではなく、皮下注射は揉まないようにして下さいね。 日本では長い間、注射をした後、よく揉むのが常識とされていました。 年配の方は、ご経験されたと思いますが、「医者にかかる=注射を打つ」と言うのが一般的だった時代がありました。 たとえば風邪で受診した時、熱があれば解熱剤、熱がなくても抗ヒスタミン剤の筋肉注射をしていました。 また、肺炎防止に、抗生物質を臀部に注射することも行なわれていました。 これらの筋肉注射は、よく揉まないと注射部位にしこりが出来て固まることがありました。 なので、注射の後をよく揉むというのが常識化してしまったようです。 このような筋肉注射は、よく揉んだほうがいいのですが、インフルエンザワクチンのような予防接種は皮下注射です。 皮下注射と言うのは、表皮の下(真皮、皮下脂肪)に注射しますから、自然にゆっくりと吸収されるようになっています。 それを揉む