農業生物資源研究所と岡山大学などの国際チームは30日、世界で栽培されるオオムギの起源を突き止めたと発表した。オオムギの品種は2系統に大別できるが、まず約1万年前に現在のイスラエルで野生種の遺伝子に突然変異が起き、欧州などで栽培する品種の祖先が生まれた。その後、北西シリアから南東トルコでも野生種の別の遺伝子に突然変異が生じ、日本に伝わったという。2系統の栽培種を交配することで品種改良が進むと期待
農業生物資源研究所と岡山大学などの国際チームは30日、世界で栽培されるオオムギの起源を突き止めたと発表した。オオムギの品種は2系統に大別できるが、まず約1万年前に現在のイスラエルで野生種の遺伝子に突然変異が起き、欧州などで栽培する品種の祖先が生まれた。その後、北西シリアから南東トルコでも野生種の別の遺伝子に突然変異が生じ、日本に伝わったという。2系統の栽培種を交配することで品種改良が進むと期待
アフリカのピグミー集団の1つ、バカの人々。西アフリカのカメルーンで狩猟採集生活を送っている。(Photograph by Mattias Klum, National Geographic Creative) ピグミーと呼ばれる小柄な人々の集団。彼らは平均的な体格で生まれるが、幼児期の早い段階で成長が遅くなることが、新たな研究で分かった。低身長の理由についてこれまで支配的だった「思春期の急成長が起こらないため」という定説に疑問を投げかける結果だ。 「ピグミー」は、世界各地の熱帯雨林に暮らす身長約150センチに満たない狩猟採集民の総称だ。この身長の低さは栄養不足の結果というだけではなく、遺伝によることがこれまでの研究で分かっている。だが、小柄という特徴をどのように獲得したのか、さらに、アフリカにいる複数のピグミー集団がどのように進化を遂げたのかは、よく分かっていなかった。(参考記事:「“ピグ
2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて北海道白老町に開館する、アイヌ民族に関する国立博物館の基本計画がまとまりました。 博物館は北海道白老町のポロト湖周辺に建設され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて開館することになっていて、文化庁は30日、基本計画を公表しました。 それによりますと、延べ床面積は8600平方メートルで、「総合展示室」には、アイヌの人々の視点で歴史や文化を伝える基本展示や、体験や調べ学習ができる子ども向けの展示、それに、映像や音声でアイヌ文化を紹介するシアターなどを盛り込みます。 また、アイヌ文化の伝承者や学芸員などが共同研究できる部屋も設け、国内外の博物館や研究機関とのネットワークを構築することを、この博物館の重要な機能の一つに位置づけるとしています。 文化庁によりますと、新たな国立博物館が開館するのは、2005年の国立九州博物館以来1
ESA=ヨーロッパ宇宙機関の小型探査機が、去年11月、世界で初めて着陸に成功した、「ほうき星」とも呼ばれるすい星は、観測データを分析した結果、構造の内部の80%前後がスポンジのように空洞であることが分かり、すい星の成り立ちを理解するうえで重要な成果として注目されています。 それによりますと、小型探査機はすい星に着陸する際、2度にわたって跳ね上がり、調べたところ、場所によって、すい星の表面の固さが異なることが分かりました。また、主にちりと氷から成るすい星の内部を調べてみると、75%から85%が空洞で、スポンジのようになっていたということです。 さらに、収集した物質から、メタンなど16種類の有機化合物が検出され、これらの成果は、すい星の成り立ちを理解するうえで重要な成果として注目されています。 「フィラエ」は、着陸したあと交信が途絶え、先月、一時的に回復しましたが、その後、再び不安定な状態が続
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