アプリケーションユーザーにとってパフォーマンスとは、特定の指標に基づいて判断される定量的なものだけでなく、アプリケーションの総合的な体験を通じて感じる定性的なものでもあります。そのため、ユーザーがアプリケーションを「遅い」と感じる要因は様々です。 Googleは以前より、ユーザー中心のパフォーマンスを提唱しています。Core Web Vitalsは、ユーザーが感じるパフォーマンスを定量的に計測するために作成された指標群で、現在最も重要なパフォーマンス指標の一つです。しかし、Core Web Vitalsだけではパフォーマンスに関するUXの全てを網羅できるわけではありません。Core Web Vitalsの改善は重要ですが、最終的にはUX全体を最適化することが必要です。 本稿では、ページ読み込み時に「遅い」という印象をユーザーに与えないために筆者がよく用いるStreaming UIとそのプラ
