小型有袋類カルタ。西オーストラリア大学提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / THE UNIVERSITY OF WESTERN AUSTRALIA 【9月6日 AFP】オーストラリア北西部の固有種の小型有袋類カルタは、1回の繁殖期に激しすぎる交尾を行い、同一世代の雄が全滅している可能性があることが分かった。研究チームが6日、報告した。 カルタは乾燥したピルバラ(Pilbara)地域に生息し、大きさはネズミほど。研究者らは、交尾が原因で雄の免疫システムが破壊され、集団死が起きるとみている。 カルタの雌は、繁殖期になるとさまざまな雄と頻繁に交尾する。「つまり、雄はたくさん交尾し、しかも良質な精子を(大量に)有していなければ、ライバルに勝てない」と、研究を率いた西オーストラリア大学(University of Western Australia)のジュネビエーブ・ヘイズ(Genevi