1997年の2月、彼は母親に連れられ、初めて会場で観たNBAの試合に引き込まれた。試合はもちろん、開始時間より早く会場のマーケット・スクエア・アリーナに着いた彼は、当時インディアナ・ペイサーズのエースだったレジー・ミラーの練習に見入った。 ミラーがシュートを放つたびに、周りにいた少年たちがリバウンドを拾ってボールを返す。トロント・ラプターズとの試合でチームを逆転勝利に導いたミラーがコートで躍動する姿が頭から離れなかった彼は、試合前の練習で手伝いをしていた少年たちのことも忘れていなかった。 数日後、彼は母親に、ミラーの練習をサポートしていた少年と同じことをやってみたいと話した。答えに困った母は、息子にペイサーズに手紙を書くことを薦めた。
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