タイ・バンコクの王宮前にあるサナーム・ルアン広場で、銘板を披露する民主派のデモ指導者ら(2020年9月20日撮影)。(c)Vivek Prakash / AFP 【9月20日 AFP】反政府デモが続いているタイの首都バンコクで20日、デモ参加者らが「国は国民に帰属する」と記された銘板を設置した。これまで神聖視されていた王室に疑義を呈するもので、王室改革への強い意思を示した。 タイではここ2か月、2014年のクーデターを主導した元軍トップのプラユット・チャンオーチャー(Prayut Chan-O-Cha)首相の辞任を求める若者中心の集会がほぼ毎日開催されている。 19日には学生らが王宮前のサナーム・ルアン(Sanam Luang)広場で集会を開き、王室の改革を強く訴えた。 デモの参加人数について、当局は1万8000人と発表しているが、ピーク時には3万人余りに達したと現地のAFP記者はみており