いろいろな病気を媒介するマダニ 私は学生時代から野山で昆虫を探してきた。だんだんと調査地は広がり、今では世界中のあちこちにでかけて、昆虫採集をしている。その分、危険な生き物に出会う機会も多い。海の生き物について触れるとキリがないので、ここでは陸域の生き物について、いくつかの経験をお話ししたい。 まずは日本である。日本の野山ほど世界的に安全な場所は多くない。いや、これはもはや過去形かもしれない。その前提もだんだん崩れている。 今、日本の野山で何が一番怖いかというと、それはマダニ類である。ヤマトマダニ、フタトゲチマダニ、タカサゴキララマダニなど、身近にもさまざまなものがいる。 そもそもの始まりは温暖化や植林政策に起因するシカやイノシシなどの大型哺乳類の増加で、そういう動物から吸血するマダニ類が増え、哺乳類の活動場所の広がりとともに、人間が刺される機会も増えた。 マダニ類はいろいろな病気を媒介す
表紙・目次・序文 ユニット1:生命の化学第1章 生命の研究 第2章 生命の化学的な基盤 第3章 生物学的高分子 ユニット2:細胞第4章 細胞構造 第5章 原形質膜の構造と機能 第6章 代謝 第7章 細胞呼吸 第8章 光合成 第9章 細胞通信 第10章 細胞増殖 ユニット3:遺伝学第11章 減数分裂および有性生殖 第12章 メンデルの実験と遺伝 第13章 遺伝の現代的な理解 第14章 DNAの構造と機能 第15章 遺伝子とタンパク質 第16章 遺伝子の発現 第17章 バイオテクノロジーとゲノミクス ユニット4:進化プロセス第18章 進化と種の起源 第19章 集団の進化 第20章 系統発生と生命の歴史 ユニット5:生物学的な多様性第21章 ウイルス 第22章 原核生物:細菌と古細菌 第23章 原生生物 第24章 菌類 第25章 種子のない植物 第26章 種子植物 第27章 動物の多様性への入門
昨年,大学の教養の授業に「生命科学」という講義があったため,何人かの友人から「生物学の手頃な入門書って何?」という質問を受けました.そして,これが意外と答えに窮する質問で,自分は自信をもって推薦できる初学者向けの生物学の入門書を知らないということに気づきました. そこで最近,私は書店や図書館で30冊以上の生物学入門書を手に取り,あれこれと比較を行ってみました.今回は,その中で私が良いと思ったものを厳選して紹介することにします. 「初学者」といっても,生物に興味をもつ中学生や高校生,教養ではじめて生物に触れる大学生,あるいは社会人になるまで触れてこなかったが今から生物学を始めたい人など,色々なケースがあるはずです.選考にあたってはこの点を考慮し,それぞれが趣きの異なった特徴をもつものを配列するよう工夫をしました. 生命科学概論 生命科学概論―環境・エネルギーから医療まで 作者: 早稲田大学先
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