国際オリンピック委員会(IOC)は2日(日本時間3日未明)にデンマークのコペンハーゲンで総会を開き、2016年夏季五輪の開催都市を決定する。候補4都市の中では、リオデジャネイロとシカゴがリード、東京とマドリードは厳しい−との見方が強い。英国のブックメーカーの賭け率が形勢を示している。 そんな中、要人によるロビー活動が本格化しているが、東京は完全に出遅れた格好だ。すでに、シカゴはミシェル・オバマ米大統領夫人、リオはブラジルのルラ大統領、マドリードはスペインのフアン・カルロス国王が現地入り。投票権を持つIOC委員との食事会を開くなど、積極的にPRしている。 一方、鳩山由紀夫首相の現地入りは総会前日の10月1日夜で、東京の招致委員会幹部は「うちだけできていない。痛い」と頭を抱えている。あるIOC委員は「東京は難しくなっている」と話しているほどだ。 それでも、東京の招致委員会関係者は「自信あ