欧米に「アイスブレイク」という概念は存在しない 営業先ではいきなり本題に入らず、まずは相手を知るという意味で、アイスブレイクを行うのがいいと、よくいわれます。 アイスブレイクとは初対面の人同士が打ち解けることを目的に行われ、自己開示や雑談、あるいはちょっとしたゲームなどを提供することで場の雰囲気を和なごませる効果があるというのが定説です。 実際、アイスブレイクの信奉者も多く、営業だけでなく、会議や新入社員研修などでも行われています。 しかし、アイスブレイクの概念については突っ込みどころが満載です。 まず、アイスブレイクというのは和製英語で、欧米にはそんな概念は存在しません。そもそも欧米と日本では雑談の定義自体が異なるのです。 日本語の雑談に当たる英単語としてはチャット(chat)があります。ただし、チャットというのは、よく知っている人が目的を持たずに話す場合に使われる単語です。「緊張をほぐ
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