街の本屋が、次々に姿を消している。新刊書店の店舗数は、この1年間で1割近くも減ったという調査結果があるぐらいだ。大型店に食われている面もあるが、その大型店でも出版不況の中で苦戦している。 新刊に加え古書を売るケースも増えてきた 「いろいろありますが、後継者難であったり、近くに大型店ができて売り上げが下がったりするのが大きな理由ですね」 全国の新刊書店でつくる日本書店商業組合連合会の調べで、2008年4月1日現在、加盟店の総数は5869店で、1年前に比べ7.3%、461店も減ったことが分かった。同会の事務局長は、厳しさのわけをこう明かした。 さらに、アマゾンなどのネット販売が大きく作用している。忙しい社会人が夜中でも自宅から注文できるうえ、アマゾンでは1500円以上買うと送料が無料になるからだ。「書店では、アマゾンなどに比べて、在庫が豊富でない弱みもあります」と事務局長。このほか、ブックオフ