3日午前11時30分頃、千葉県旭市上永井にある民間の動物研究施設「アルティメイトアニマルシティー」敷地内に、土のう袋が置かれ、中にワニが入っているのを施設職員が見付けた。 通報を受けた県警旭署は、何者かが捨てたとみて、持ち主の特定を急いでいる。 施設関係者などによると、ワニはタイやマレー半島に生息するクロコダイル科シャムワニの子供とみられ、体長約1・5メートル。土のう袋の中に、口をタオルとガムテープで縛られた状態で入っていた。 一緒にみつかった手紙に、「3月に仕事の契約を切られ、お金がなく、こいつを養うことができません。名前は『ゲン』です」などと書かれていた。ワニは、署の駐車場に置かれた檻に入れられ、口を縛られて苦しいのか、時折「ウー」とうなり声を上げていた。 東京・上野動物園によると、シャムワニは体長3~4メートルに成長する。ワシントン条約で国際商取引が規制されており、国内でも特定外来生