山口県の豪雨災害で、避難していた同県防府市の被災者宅から現金などが相次いでなくなっていることが23日、分かった。防府署は災害に便乗した窃盗事件とみて捜査。パトロールを強化する。 防府署によると、防府市高井の会社員の男性(62)が23日午前8時ごろ、避難所から帰宅した際、1階窓ガラスが割られて居間に置いていた現金約1万7千円がなくなっていた。豪雨があった21日午後4時ごろ、自宅に鍵をかけ、近くの施設に避難していた。 同じ高井地区のパート従業員の男性(71)も23日午前6時ごろ、避難所から自宅に戻り、1階の窓ガラスが割られて居間にあったデジタルカメラ(6千円相当)がなくなっているのに気付いた。