中国の鉄道建設大手、中国鉄建は27日までに、イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカの巡礼者用鉄道建設事業で、41億5300万元(約500億円)の損失が発生する見込みだと発表した。 中国紙、京華時報によると、損失額は同社の昨年の純利益の6割に相当する。中国企業の海外進出が相次いでいるが、厳格なコスト管理を求める声が国内で強まりそうだ。 中国鉄建は総工費で66億5千万リヤル(約1450億円)でサウジ側と契約を結んだが、当初の想定より工事量が多く、コストが膨らんだ。来年5月の本格開業を求められているという。(共同)