大阪市立小中学校(計429校)に8月に取り付けられたばかりの壁掛け式扇風機約1万7500台のうち、3校の計3台が今月、相次いで落下したことがわかった。 橋下徹市長が、教育環境改善のためとして、約3億5000万円かけて設置させたが、「作業が初めてで不慣れだった」という一部業者の施工ミスで落ちたという。市教委は、この業者が担当した約2000台の扇風機を再設置する作業を始めた。 市は今年度、総額27億7000万円をかけ、受験を控える中3の教室にクーラー、他学年の教室には扇風機を設置することを計画。扇風機は重さ2・7キロで、市内を18ブロックに分けて複数の業者に発注し、夏休み中に取り付け工事を終えた。