若い女性を模した遠隔操作型アンドロイド(人間型ロボット)「ジェミノイドF」が、大阪市中央区のカフェバーで接客係に挑戦している。 開発した研究機関「ATR」(京都府精華町)の石黒浩・大阪大教授のチームが企画した。 アンドロイドが人とコミュニケーションを上手に取れるかを確認する実験で、客の声を別室で聞いた女性スタッフの表情をコンピューターで読み取り、客の前にいるアンドロイドが再現する仕組み。声はスタッフのものがそのまま流れる。 アンドロイドは注文を取り、酔客の質問にも笑顔を絶やさず、答えた。「話し方も表情も人間そのもので、お酒の場が盛り上がった」と客の評価も上々。