第89回ツールドフランス(Tour de France)の第6ステージ・フランスのフォルジュ・レゾー(Forges-les-Eaux)-アランソン(Alencon)間を走る選手たちとウシ(2002年7月12日撮影)。(c)AFP/JOEL SAGET 【8月26日 AFP】方角がどちらかわからなくなった時は、放牧中のウシに聞くとよいかもしれない。 衛星写真に撮影された世界中のウシやシカを研究していた英国の科学者は、これら動物が、食事や睡眠中に南北の方角に並ぶ傾向があるという事実を発見した。 鳥類やカメ、シャケなどが、移動に地磁気を利用していることはよく知られているが、ウシが体内コンパスを備えていることがわかったのは今回が初めて。 農家の人々は、寒く、晴れた日に、ウシが体を暖めるために太陽に対して垂直に立つことや、また、冬の風が強い日には、風の吹く方向と平行に立つことを知っていた。しかし、快