[目次][前][次][年次リスト] 第1章 歴史的転換期にある世界経済:「全球一体化」と新興国のプレゼンス拡大 第2節 世界の資本市場 2.世界の資金の流れをめぐるリスクの増大 以上でみてきたように、世界の資金フローが増加する中で新興国のプレゼンスが拡大しており、また、国境を越えて企業が新興国にも活動の場を広げるなど、資本の「全球一体化」が進んでいる。 一方、新興国、先進国のいずれの側にも、世界の資金フローを不安定化させるリスク要因も存在している。 (1)グローバル・インバランス(経常収支不均衡)の再拡大 (i)問題の所在(5) 各国の経常収支は、短期的な経済情勢の変化だけでなく、各国の人口動態や資源の賦存状況、対外投資ストックの多寡等にも大きく左右される。このため、経常収支の不均衡の存在自体は、必ずしも問題であるとはいえない。しかしながら、グローバル・インバランスの存在が何らかの世界経済
日本では、国の借金が増えたから消費税増税が不可欠だとか、事業仕分けをして無駄を省くなどと、景気を悪くして日本を貧乏にしようという議論ばかりで、制度を変えて経済を復活させようという気力は見られない。 イングランド銀行総裁が「現在の世界の金融制度は最悪」と発言した。日銀総裁にも、一向に良くならない経済を根本から立て直すための制度改革に言及して欲しいものだ。英国では様々なサイトで、お金を刷る政策の話題が盛り上がっている。同じ考えの人々が次々とサイトを立ち上げている。その中で「イングランド銀行法改正案」と称した次のサイト(英語)は必見である。 http://www.bankofenglandact.co.uk/ 自分たちは、エコノミスト、弁護士、大学関係者、企業人達の集まりであるとしている。通常、「お金を刷る」方法としては次の3つの方法が提唱されている。 ①政府貨幣発行 ②日銀による国債の引き受け
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