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2013年10月12日のブックマーク (2件)

  • アベノミクス「第3の矢」で何が変わるか

    去る6月12日に、安倍晋三首相が議長を務める産業競争力会議はアベノミクスの「第3の矢」の内容を明らかにした。それは、94ページにものぼる報告書「日再興戦略-JAPAN is BACK-」とそれを進めるための「日再興戦略 中短期工程表」に示されている。「スラスラわかる『アベノミクスの経済学』」(http://president.jp/articles/-/10529)を執筆したなかで、アベノミクスの「第1の矢(大胆な金融政策)」と「第2の矢(機動的な財政政策)」が経済(生産物市場)の需要サイドに作用する一方、「第3の矢(民間投資を喚起する成長戦略)」がその供給サイドに作用することによって、アベノミクスがめざすところの「成長による富の創出」に寄与しようとしていることを説明した。そして、これらの3の矢が一緒になって初めて、日経済の成長に寄与することを述べた。 現状では、「第1の矢(大胆な

    アベノミクス「第3の矢」で何が変わるか
  • 政府が賃上げを実現できる3つの方法――国際基督教大学客員教授 八代尚宏

    やしろ・なおひろ 国際基督教大学客員教授・昭和女子大学特命教授。経済企画庁、日経済研究センター理事長等を経て現職。著書に、『新自由主義の復権』(中公新書)、『規制改革で何が変わるか』(ちくま新書)などがある。 Photo by Toshiaki Usami アベノミクスの3の矢を総動員して経済を活性化させ、雇用と賃金を増やすという来の成長戦略が、いつのまにか、「賃上げで内需拡大」という、逆の論理に擦り替わっているようだ。これは消費税増税で物価が上昇するなかで、賃上げがなければ生活が苦しくなるという批判に応えるためといわれる。しかし、そうであれば、なおさら小手先の対策ではなく、民間の住宅や設備投資の拡大に結び付くような、大胆な規制改革を促進するべきである。 たとえばロンドンやパリの様な欧州の大都市と比べて、東京都をはじめとする日の都市中心部の貴重な空間は、十分に活用されているとはいえ