[東京 9日] - 未(ひつじ)の年はあまり縁起の良い年ではないそうだ。干支の未は、相場の格言では「辛抱」という年らしい。辛く苦しいことを我慢する、耐え忍ぶのが2015年に肝心だという。 辛抱強いは英語で「patient」である。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、声明文が書き換えられ、「can be patient」という表現で利上げを辛抱する姿勢を示した。米連邦準備理事会(FRB)は、景気が良くなって正常化=利上げを開始したいと思うが、できるだけ利上げを辛抱するという。今年は、まさにFRBの辛抱にかかっている。