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ブックマーク / note.com/8_5_ (4)

  • 電車でベビーカーの横でスマホを見ていたら知らない人が近付いてきて恐ろしい事になった話|やーこ

    電車でベビーカーを横に置きスマホをいじっていると年配女性が話しかけてきた。 赤子の年齢から入り、スマホをいじってはいけない、そのベビーカーの置き方では赤子が母親の顔を見えず良くないとご注意頂いた。 問題ないと伝えたが年配女性は納得がいかず酷く心配し赤子の様子を見ようとベビーカーを覗いた。その瞬間、年配女性の目には赤子ではなく赤子を模したリアルな人形が写った ベビーカーは友人の物であり、その友人と赤子は運転席の方で外の景色を楽しんでいた。 私は何も考えずに年配女性に訊かれるがままに友人の赤子について「私にまだあまり話してくれなくて」などと返事をしていた為、人形を人間だと思い込んでいる者と化した。 しかし、私は自分が年配女性の瞳にどう映っているかなど知る由もなく、丁度良いので 「どうしたら喋ってくれるようになりますか?」 などと真顔でアドバイスを求めた為、よりホラー感が増した。 「〝ママ”とは

    電車でベビーカーの横でスマホを見ていたら知らない人が近付いてきて恐ろしい事になった話|やーこ
  • ファミリーレストランでとんでもない光景を見てしまい言葉を失った話|やーこ

    ファミリーレストランでフライドチキンを注文した。 美味しいが生前は屈強な鳥であったのか歯応えが強く苦戦していると、隣のボックス席のオヤジが店員に怒り始めた。 どうやらオヤジはほぼ同じ料理を注文したというのに、後から注文した私の噛み切れぬチキンが先に来た事に対し不満を抱いているようであった。 オヤジは自分のチキンが来た際に店員を呼び止めこちらを指を差した。 恐らく、何故あちらの方が早いのかと言おうとしたのだろう。 しかし、私と目があった瞬間、オヤジの言葉は途中で途絶えた。 何故このオヤジは私を見て止まっているのだろうかと疑問を抱いていると、鏡張りの壁に映る自分の姿が視界に入った。 そこには肉がいちぎれぬ為に、我が子を喰 らうサトゥルヌスと化した私が映っていた。 「ファミリー」を謳う店には決して出てきてはならないものが出てしまった。 もし、店の壁紙が全面サトゥルヌスであったら非常に事し辛い

    ファミリーレストランでとんでもない光景を見てしまい言葉を失った話|やーこ
  • スマホの調子が悪くなり調べて貰いに行ったら恐ろしい事になっていた話|やーこ

    最近調子が悪いとは思っていたが、ついにスマホのSiriが私の呼びかけを無視する様になった。 こちらの声を拾いきれていないらしく、通話も怪しい状態となってしまった。 絶望的な気持ちになりながら、朝早くにショップへ行くと店員に怒鳴っている客がいた。 私がカウンターに案内されると、「他のお客様もいますので、お声を少々落として…」と、その客に対応していた店員が気を遣ったが為に、客の怒りがこちらに飛び火し、凄まじい剣幕で「何かアンタに迷惑かけてるっていうの!?」と、こちらへ捲し立ててきた。 私は火に油を注がぬよう慎重に言葉を選びSiriが反応しない事を伝え、早急に対応してもらえるよう協力してほしいと伝える事にした。 しかし、私の「Siri」のイントネーションがおかしいが為に 「私の尻の調子が悪いので、どうかご協力頂けますか?」 と、唐突に尻の不調を訴え、初対面の客に協力を要請する不気味な事態となった

    スマホの調子が悪くなり調べて貰いに行ったら恐ろしい事になっていた話|やーこ
  • 恋のキューピッドをやってみた話|やーこ

    友人が恋をしている爽やかな男と花見をする事になり、協力してくれと酒を積まれ半ば強制的に人生初のキューピッド役をやってみる事となった。 全員同じ授業を取っていて仲も良いので、てっきりこの3人で行くのかと思いきや、当日着いてみると我々の他に、初対面の面倒な男と謎のインド人がいた。 私は酒に目が眩み自分が花見という名の合コンに紛れ込んでしまった事を静かに悟った。 自己紹介を終えると、友人は早速話題に困ったのか「やーこは武術を習っている」と、いらぬ情報を皆に漏洩した。 面倒な男が何か技を見せろと腕を掴んできたので、びっくりしてうっかり飛ばしてしまい、奴はブルーシートから離脱していった。 もはや恋のキューピッドではない。 私の矢に射抜かれた者は恋に落ちずに命を落とす事だろう。ただの荒ぶる破壊神である。 何故かインド人の目が光った。 面倒な男は謝ると力無く友人の隣に着いた。 周りが友人へと集まるなか、

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