4日午後4時半ごろ、高松市浜ノ町の自動車販売店レクサス高松で、さぬき市の無職女性(85)の軽乗用車が店舗に突っ込んだ。女性は救急搬送されたが意識はあるという。店内の従業員にけがはなかった。店によると、事故で展示していた高級車が壊れたという。
高速道路で逆走事故が多発する地点の路面に、高速道路6社が緑やオレンジなど共通の色を付けて正しい進路を示す初の対策に乗り出す。警察庁や国土交通省、学識経験者と話し合い、今年度は10カ所を着色。多発する逆走事故を防ぐ「切り札」として取り組む。 6社によると、高速道路で逆走が始まるのはインターチェンジ(IC)からが多い。一般道から誤って高速道路の出口に進入する事例や、高速入り口から正しく進入したものの高速出口への道路との交差部で誤った方向に進んでしまう事例などだ。 このうち、一般道からの誤進入については、一般道の路面を高速出口付近から高速入り口まで緑で着色して車を誘導する。高速道路の道路標識で使われている色を選んだ。阪神高速4号湾岸線南港北出口(大阪府)や西九州道武雄南IC(佐賀県)など7カ所で実施する。 また、高速入り口からの道路と… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読み
統一地方選は後半戦に入った。19日告示の市区長選などに続き、21日には町村長選や町村議選もスタート。選挙カーが駆け抜け、街中にポスターが登場する。大正時代に選挙運動の決まりができてから90年。昔ながらのルールのもとで、今も選挙戦が繰り広げられている。 「サトウ、サトウ、サ・ト・ウをお願いします」 選挙期間に突入すると、どこからともなく聞こえてくる候補者名の連呼。選挙カー乗車歴24年の安東美智子さん(46)は、約250の選挙でマイクを握った。「指の間から票が逃げないように」と、手を振る時は必ず指を閉じて。いつもの験担ぎだ。 でも、そんなに名前ばかり繰り返さなくてもいいのに――。いや、繰り返すしかないのだ。 理由は公職選挙法にある。走行中の選挙カーで演説などの選挙運動をすることは原則禁止されているが、例外として連呼は認められている。1964年、ポスター掲示などをめぐる規制が強化されたのと同時に
青色発光ダイオード(LED)を使ってミカンをカビから守る取り組みが静岡県農林技術研究所果樹研究センター(静岡市清水区)で続いている。 県特産のミカン「青島温州」は年末に収穫し、1、2カ月ほど保管すると具合よく酸味が抜け、食味が増すが、貯蔵中に約2割は腐ってしまう。 同センターでは、青色の光を当てたオレンジが腐敗しにくいという米国の研究結果に注目。昨年実際にLEDを照射し腐敗度合いを試したところ、ミカンの腐敗の速度が通常の半分以下に抑えられたため、今年は昨年12月に収穫した約360個のミカンでテストをしている。 山家一哲・主任研究員は「効果的な照射方法や適当なLED製品など実用化に向けた課題をどうクリアするかがこれからの課題」と話している。(杉本康弘)
国内の製薬会社が医師個人へ支払った金銭情報の公表が昨年から始まったが、予定より1年遅れた。個人情報の保護を理由に、一部の医師が抵抗したからだ。各社はウェブサイトで公表したが、印刷や保存ができないようにしていた上に、閲覧期間を制限するなどして容易に比較できないようにした。 「医師が好奇の目にさらされる」「風評被害を受ける」 日本製薬工業協会(製薬協)が医師や研究機関に支払った講師謝金や寄付金を公表する方針を2013年1月に決めると、医師から反対の声があがった。翌2月に日本医師会と日本医学会は「個人情報が一方的に開示されることになり、一方的な措置への批判が集中している」と製薬協に対応を迫った。 製薬協は翌3月、12年度分の… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記
「縁結び いつもしてます 動物の」――。理系の研究に携わる人たちに日々の思いを川柳にしてもらうコンテスト「川柳 in the ラボ」の今年の優秀作品が決まった。科学機器の販売などを手がけるライフテクノロジーズジャパン社が発表した。 応募作品は1200余り。自分の意志でコントロールできない恋心を「発現を 制御できない 恋心」と生命科学の用語で表現したものもあった。 グランプリに相当する人気作品賞に選ばれたのは「よし逃げろ 学会帰りの ボスが来た」。同社の担当者は「学会に行って色々なアイデアを聞き込んできたボスに話しかけられるのを、ちょっと面倒に感じる若手研究者の心情。一般のサラリーマンにも通じるものがあるかもしれません」と話した。(山本智之)
土壌や農産物などの環境放射能を「ゲルマニウム半導体検出器」で測る国の事業を会計検査院が調べたところ、委託先の5府県と1法人が設置にかけた約3億2千万円のうち、約3200万円を無駄に支出していた。複数の検出器を専用のパソコン1台で操作できるのに、検出器1台ごとにパソコンなどを購入していた。検査院は9日、原子力規制委員会に改善を求めた。 この検出器は、試料から出るガンマ線の強さを測り、放射性物質の種類と量を調べる。専用の設定をしたパソコンや分析器などとセットで使われる。東京電力福島第一原発の事故をきっかけに全国的に設置数が増え、規制委は2012年度までの3年間に、47都道府県と公益財団法人・日本分析センター(千葉市)に計約73億6千万円の委託費を支払った。 検査院は9府県と同センターの検出器の設置状況を抽出調査。大阪、秋田、群馬、鳥取、山口の5府県と同センターは計20セットを購入したが、いずれ
オートマチックの自動車(AT車)でも、急坂で突然エンジンが止まり、事故につながる恐れがあると、国土交通省が注意を呼びかけている。エンストするとブレーキを踏むのに力が必要になったり、ハンドルが重くなったりするためで、死亡例も発生している。 エンストの危険があるのは、上り坂でシフトレバーをD(前進)レンジに入れたまま自然に後退したり、下り坂でR(後退)レンジに入れたまま前進したりした場合。実際に進む方向とシフトレバーが指示する方向が反対のため、エンジンに負荷がかかるという。 こうしたトラブルは2011~13年、メーカーから国交省に計111件報告された。細い下り坂で対向車をやり過ごすためRレンジに入れていったん後退し、その後Rレンジのまま前進したら、ブレーキが利かなくなった▽上り坂で道路脇の待避スペースに前進で入り、Dレンジのままブレーキを離して後退したら、ハンドルが重くなった――などの例だ。
名古屋鉄道は、リニア中央新幹線が開通する2027年をめどに、名古屋―豊田市間で直通の特急を走らせる方針を固めた。今は片道1時間近い所要時間を40分以内に縮める。25日に創業120年を迎える名鉄は、トヨタ自動車の企業城下町の交通需要を取り込み、伸び悩む本業のてこ入れをはかる。 名鉄で名古屋から豊田市に行くには、途中の知立で乗り換えが必要。その先の三河線は大半が単線で各駅停車だ。名鉄はリニア開通に合わせ、乗り換えなしの特急を走らせる。知立―豊田市間は途中の停車駅をトヨタ本社の最寄りの土橋のみとし、名古屋―豊田市間の約41キロを40分以内で結ぶ方向だ。 所要時間の短縮には、他の移動方法と比べ不利な現状を解消するねらいがある。高速道路を使うと通常は40分前後で済む。名古屋市営地下鉄などを乗り継ぐと1時間弱だ。名鉄は、リニア開通で豊田と東京方面の間でトヨタ関係者らの行き来が大きく増えると見込む。鉄道
おもちゃ大手のタカラトミーは、障害物を自動的に避けて走るミニカー「自動走行チョロQ Q―eyes(キューアイズ)」を9月27日に発売する。自動車業界で話題になっている「自動運転」の機能を初めてチョロQに持たせた。 ヘッドライトの下にある赤外線センサーで障害物を認識すると、いったんバックし、角度を変えたうえで改めて前進する。ことしの「日本おもちゃ大賞」のイノベイティブ・トイ部門で優秀賞に輝いた。 幅3センチ、奥行き5センチ、高さ3センチ、重さは17グラム。希望小売価格は税込み3780円。センサーを働かせたり走ったりするため充電が必要。専用の機器で10秒充電すれば、1分間走る。(下山祐治)
二つ折りでヒットしたNECの携帯「N503iS」=NTTドコモ提供携帯電話メーカーは5陣営になる携帯の上位メーカーは様変わりした 【上栗崇】NECが2013年度中にも携帯電話の自社生産を打ち切る方針を固めた。開発部門もパソコン大手の中国レノボへの売却を目指しており、携帯電話事業から事実上撤退する。国内の携帯メーカーは米アップルなど海外勢に押されて採算が悪化しており、「N」シリーズが人気だったNECも黒字化が見通せないと判断した。 4月末に発表する経営計画に盛り込む。NECの携帯電話は2000年代前半まで国内シェア20%前後で1位だったが、近年は10%足らずと低迷し、3年連続営業赤字の見通しだ。 従来型携帯は開発も生産もやめ、生産拠点のNEC埼玉(埼玉県神川町)は無線装置や人工衛星関連など社会インフラ事業の工場に衣替えする。スマートフォンは12年から海外メーカーへの生産委託に切り替えて
観光庁長官の溝畑宏さん 観光庁の溝畑宏長官は8日、全国を5ブロックに分け、ずらしながら5連休を取る「休日分散化」について、2012年からの実施を目指す考えを明らかにした。5連休は春と秋の2回。混雑を緩和することで観光需要を掘り起こす狙いで、祝日法改正案を今秋の臨時国会にも提出するという。 朝日新聞のインタビューに答えた。政府が検討中の休日分散化案は、全国を「九州・沖縄・中国・四国」「近畿」「中部・北陸信越」「南関東」「北海道・東北・北関東」の5ブロックに分割。5〜6月と9〜10月の年2回、西のブロックから順に土日を含む5連休を取る。 年6日の休みを確保するため、祝日法改正により「こどもの日」「敬老の日」「体育の日」などの祝日を「記念日」とする。 溝畑長官は「有給休暇の取得が進まないなかで、親と子が一斉に休みを取る時期をつくりたい。分散化で旅行需要がなだらかになれば出かけやすくなるし
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