映画秘宝のベスト10発表号が発売になったんで、ぼくのベスト投票をここに転載しておきます。 〈グラインドハウス〉(07 クエンティン・タランティーノ+ロバート・ロドリゲス) 〈ラザロ〉(06 井土紀州) What is it? (05 クリスピン・ヘリオン・グローヴァー) 『狂気の海』(07 高橋洋) 『高麗葬』(63 キム・ギヨン) 『ブラックブック』(06 ポール・バーホーベン) 『コロッサル・ユース』(06 ペドロ・コスタ) 『転校生~さよならあなた』(07 大林宣彦) 『アポカリプト』(メル・ギブソン) 『奴隷』(07 佐藤吏) タランティーノに映画の魂を見た。なぜ70年代の低予算アクション映画があんなに我々の心をとらえるのか、その答えをタランティーノが教えてくれた。あの性急さと御都合主義、生々しい肉体活劇の中にこそ映画の本質である何かが眠っている。〈ラザロ〉や『狂気の海』もまた、低