茨城県つくば市小野川16-2 国立環境研究所 地球環境研究センター 温暖化リスク評価研究室 emori*nies.go.jp(メールを送信する時は*を@に換えてください。)
岩上安身 @iwakamiyasumi 先ほど、記者見習いの須藤君が、帰って来て今日の学術会議の報告。それが、実にショッキング。まず、クライメート事件について。ICPP(気候変動に関する政府間パネル)から、漏洩した情報が、事実である、ということ。 2010-04-30 22:11:49 岩上安身 @iwakamiyasumi 続き。このクライメート事件とは、「地球が温暖化している証拠などないのに、政治的な思惑によって、温暖化が進んでいる、という宣伝が行われている」という内部情報が洩れた事件。これは、欧米では大変なスキャンダルとして扱われたが、日本ではメディアが積極的にとりあげようとはしなかった。 2010-04-30 22:24:21
昨年11月以降、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の評価報告書、あるいはIPCC自体の信頼性に影響を及ぼしかねない2つの事件が発生した。まずは、この2つの事件の内容につき検討し、その後、筆者が第3次および第4次評価報告書の執筆を担当して実際に経験した立場から、報告書の信頼性の問題を考える。なお、2つの事件については、筆者は気候の科学の専門家でなく、また1000件を超える漏出した電子メールのすべてを読むことはできない(メールの全貌については、ウェブサイト「 East Anglia Confirmed Emails from the Climate Research Unit - Searchable 」を参照)。 筆者は、日ごろものを書く際、新聞・雑誌の記事ではなく原典に当たるよう心掛けているが、今回は上記の事情から次ページの漏出したメールの内容については、英国の「The Econom
昨年末デンマークで開催されたCOP15(国連気候変動枠組み第15回締約国会議),報道などを通じて見る限り,かなり紛糾していた模様です。先進国と途上国の思惑がまっぷたつというところしょうか。最終的に各国の合意を得るところまではいかなかったようです。はたからみていると,この会議が,温暖化効果ガスの削減を目指すという単純な目的のものでないことだけはわかりました。 おまけに「どうしてまたこのタイミングに!」というタイミングで「クライメートゲート」事件と呼ばれる,情報漏えいの問題も勃発しました。英イーストアングリア大学のサーバーに外部から何者かが侵入し,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のメンバーでもある研究者のメール1000通あまりがインターネット上に流出したのです。その中に,データ捏造を示唆するメールもあり,地球温暖化という問題の根底が揺るぎかねない大きな問題へと発展してしまいました。
江守正多『地球温暖化の予測は「正しい」か?』(化学同人/2008年)を読みました。いや、読んだのは第3章までで、もういいかな・・・と思って第4章以降はぱらぱらとページをめくっただけです。それにしても“正しさが多い”という名前は印象的だ。 読みやすく、誠意も感じられ、気象学の不確かさへの謙虚さもあり、そのときどきで最大限の努力をして結果を出そう(研究者として仕事をしよう)という真摯さもあり、クセのない“正統派ハンサム”の文章で好感が持てるのですが、いまいちパンチに欠けるのはなぜだろう?と思いながら読み進んでいました。 やはりどうしたって本としては「懐疑論」のほうが面白いのかもしれないなぁ・・・と思ってみたり、IPCCに関わった人としての責任感が遠慮がちな文章を生んでいるのかなぁ・・・と思ってみたり、たぶん若い方だろうから、赤祖父俊一さんのような厚みというか熟成された熱さというか、骨太さの
2019年4月1日をもって、サステイナビリティ学連携研究機構は、東京大学未来ビジョン研究センターに組織統合しました。本サイトはリンク等が正常に機能しない場合があります。最新の活動状況は、IFIウェブサイトをご覧ください。 「サステイナブルな地球温暖化対応策」 著者:住明正 平松あい 風間聡 増井利彦 一方井誠治 松岡俊二 田村誠 三村信男 サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)で取り組んできたフラッグシッププロジェクトの内、東京大学地球持続戦略研究イニシアティブ(TIGS)と茨城大学地球変動適応科学研究機関(ICAS)が幹事を務めた「サステイナブルな地球温暖化対応策」のとりまとめとして発表した叢書である。第一章では、地球温暖化問題全体を考える枠組みを構築した成果について、第二章では、地球温暖化問題を、関連した複数の問題と一緒に捉える三社会統合モデルについて、第三章では、緩和策と適応策
昨日は、午前中オフィスで打ち合わせを2つ終えたあと、お弁当を食べて、いざ出陣!であった。 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』などをお書きになり、「温暖化懐疑論者」として有名な武田邦彦先生と、国立環境研究所の温暖化研究者の江守さんとの、書籍をつくるための鼎談である。 コトの始まりは、私が去年の秋に三重県でのパネルディスカションで武田先生とはじめてご一緒し、話がかみ合わなかったのだけど、そのときの自分と武田先生の発言を許可をいただいてメールニュースで紹介したことだった。 技術評論社の編集者がそのメールニュースを見て、「一度ちゃんと議論して、本にしませんか?」と。私はもちろん「ぜひ!」と思ったし、武田先生も賛成してくれて、江守さんにも快諾してもらった。 それが1月だったのだけど、それからいろいろと紆余曲折があり、編集者は「もうだめか」と思ったこともあったそう。だけど、何とかこの佳き日にたどり
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く