「友達の友達は裁判員」案を却下−。鳩山邦夫法相は4日の閣議後会見で、裁判員制度PRの広報看板の文案を国民から募集する方針を明らかにした。鳩山法相は3月の衆院法務委員会で「裁判員参上!」という現在の文章を「センス悪い」と批判。法務省は内容の変更を検討しており、会見で鳩山法相は「参上」の2文字について国民から意見を募ると説明した。 また、法相は省内で文案について議論をした際に「友達の友達は裁判員」という案が職員から出たと紹介。昨年10月に「友人の友人がアルカーイダ」と発言して物議を醸した法相だけに少々悪ノリ気味だったが、「残念ながら予算に限りあるので、全面書き換えすることはできない」。