森記念財団の都市戦略研究所は18日、世界の主要42都市を対象にした2016年版「総合力ランキング」を発表した。 東京は08年の調査開始以来、15年まで8年連続で4位だったが、今年は順位を一つ上げ、初めてベスト3に入った。1位はロンドン、2位はニューヨークで15年と同じだった。 ランキングは、「経済」や「研究・開発」、「交通・アクセス」など6分野70項目の指標を点数化して集計した。 東京は、「経済」分野で前年に続き1位となったほか、外国人観光客数の増加や、羽田空港の国際化で交通アクセスが向上したことなどが得点アップにつながった。前年3位のパリは、昨年11月に起きた同時テロの影響もあり、順位を落とした。